函館市にある学校で、ストレス対処方法「コーピング」の研修を行いました。これって、学校では習うことはあまりないのですが、就業現場や家庭で「はたらく、生きる」には、大切な概念だと、私は感じています。
働く人の相談現場では、仕事や人間関係、キャリアなど相談内容は複雑多岐にわたるわけですが、その中で、大きくわけると、
「自分がどのように対処していくか」「誰に助けを求めるか」
という観点で話が進んでいきます。今回は「自分がどのように対処していくか」の中で、コーピング(対処方法)を扱いました。コーピングとは、いわゆるストレス解消方法と言われるものです。その、コーピングには2つの種類があり、
1.問題焦点型:原因を解決することに重点を置く
2.情動焦点型:感情の制御に重点を置く
上記の2つのうち「情動焦点型コーピング」を「3つのR」という見方で深める、共有する、授業を行いました。3つのRとは、
レスト(Rest・休養):活動量が低く、脳と身体の休息のために行うこと。
リラクゼーション(Relaxation・癒やし):活動量は中程度。音楽や軽い運動、ストレッチ、ヨガなど。
レクリエーション(Recreation・活性化):活動量が多く、脳の活動の歪みを取り除いてスッキリとすること。
です。「グループでコーピングのMAPを作る」というのが、ワーク内容なのですが、複数人で取り組むことによる効果は1人で行う時のそれとは大きく異なります。自分の価値観、相手の価値観がコーピングに表れることもあり、自己理解・他者理解にもつながるのです。
簡単、だけど、深い。みなさんも「コーピングMAP研修/ワークショップ」やってみませんか?
四半世紀ぶりの北海道函館。ウニのおいしさは格別でした!ご縁を頂きありがとうございました。